新製材機(本体完成、そして一旦終了)
遅れに遅れていた”製材機製作”ですが、ここで本体が完成です。
と云っても全く満足のいく出来にはなりませんでした。
早い話失敗です。
先の”ブレードガイド”取り付けで、ホイールの回転抵抗が更に大きくなって非力なモーターでは駆動が難しい事が分かったので、
一輪車ホイールのベアリングを交換してみました。
大分前から交換用のベアリングを捜していたのですが、一輪車のベアリング穴径はΦ16mmで、標準のベアリングがありません。
標準品はΦ15mmかΦ17mmとなります。
そこでΦ17mmのベリングにスリーブを入れてΦ16mmに合わせることにしました。
この入手に大分手間取りました。

<交換したベアリング: (上)スリーブ、(下)ベアリング>

<ベアリングにスリーブ圧入>

<元の不良ベアリング: プレス成型のハウジングに問題ありです>
しかしこのベリングがホイールに上手く挿入できません。
購入したベアリングは国産の一流メーカー品ですから、こちらには精度上の問題はまずありません。
中国製の一輪車ホイールの穴径(プレス加工)が正確に出来ていないようです。
強引にボルトナットを使って挿入しましたが、軸に取り付けて回すと交換前よりタイヤの振れ(面ブレ)が大きくなっていてモーターで回転させると振動が大きく危険なので止めました。
ベアリングの挿入方法を色々変えてやってみましたが、振れは一向に向上しません。(ホイールの精度が悪過ぎです)
諦めて更にもう1個新規に一輪車タイヤを買ってきました。
店(HC)には約10個のタイヤが置いてありましたので、今度は全てのタイヤを回転させて中でも振れの一番小さい物を購入してきましたがそれでも満足できるタイヤはありませんでした。(流石中国製品)
一輪車のタイヤの購入で回転させて精度を確認して買う人は多分外に居ないと思います。(店員が訝り顔で見ていました)
帰って早速この購入タイヤのベアリングを交換しましたが、今度は2個の内一方の穴径が大き過ぎてガタがあってベアリングが止まらないのでアルミテープを巻いて修正しました。(ダメだこりゃ!)
それでも精度の高いベアリングを入れたお蔭で回転抵抗が大幅に減少し、モーターで回転させてもブレーカーが落ちる事は無くなりましたが、回転時のアンバランスや振れ・振動は相変わらずで長時間の稼働には心配が残る結果となりました。
自作とはいっても”安全性”だけは最重要項目として考えています。
一輪車タイヤには国産品もあるようですが(価格は数倍)、国産品にしろ”一輪車タイヤ”では高精度の期待が出来そうもないのでこれを使う製材機には限界があると考えています。
という事で、”一輪車タイヤを使う製材機構想”はここで一旦終了とします。
『誰でも容易に使えて、安全性の高い製材機』を最終目標としていますので、この実現のためには抜本的な見直しが必要です。
これまでの試作を通して大分製材機のノウハウの学習ができましたので、もう少し時間を掛けてじっくり検討を重ねて改めて挑戦したいと思います。
2015.07.25
と云っても全く満足のいく出来にはなりませんでした。
早い話失敗です。
先の”ブレードガイド”取り付けで、ホイールの回転抵抗が更に大きくなって非力なモーターでは駆動が難しい事が分かったので、
一輪車ホイールのベアリングを交換してみました。
大分前から交換用のベアリングを捜していたのですが、一輪車のベアリング穴径はΦ16mmで、標準のベアリングがありません。
標準品はΦ15mmかΦ17mmとなります。
そこでΦ17mmのベリングにスリーブを入れてΦ16mmに合わせることにしました。
この入手に大分手間取りました。

<交換したベアリング: (上)スリーブ、(下)ベアリング>

<ベアリングにスリーブ圧入>

<元の不良ベアリング: プレス成型のハウジングに問題ありです>
しかしこのベリングがホイールに上手く挿入できません。
購入したベアリングは国産の一流メーカー品ですから、こちらには精度上の問題はまずありません。
中国製の一輪車ホイールの穴径(プレス加工)が正確に出来ていないようです。
強引にボルトナットを使って挿入しましたが、軸に取り付けて回すと交換前よりタイヤの振れ(面ブレ)が大きくなっていてモーターで回転させると振動が大きく危険なので止めました。
ベアリングの挿入方法を色々変えてやってみましたが、振れは一向に向上しません。(ホイールの精度が悪過ぎです)
諦めて更にもう1個新規に一輪車タイヤを買ってきました。
店(HC)には約10個のタイヤが置いてありましたので、今度は全てのタイヤを回転させて中でも振れの一番小さい物を購入してきましたがそれでも満足できるタイヤはありませんでした。(流石中国製品)
一輪車のタイヤの購入で回転させて精度を確認して買う人は多分外に居ないと思います。(店員が訝り顔で見ていました)
帰って早速この購入タイヤのベアリングを交換しましたが、今度は2個の内一方の穴径が大き過ぎてガタがあってベアリングが止まらないのでアルミテープを巻いて修正しました。(ダメだこりゃ!)
それでも精度の高いベアリングを入れたお蔭で回転抵抗が大幅に減少し、モーターで回転させてもブレーカーが落ちる事は無くなりましたが、回転時のアンバランスや振れ・振動は相変わらずで長時間の稼働には心配が残る結果となりました。
自作とはいっても”安全性”だけは最重要項目として考えています。
一輪車タイヤには国産品もあるようですが(価格は数倍)、国産品にしろ”一輪車タイヤ”では高精度の期待が出来そうもないのでこれを使う製材機には限界があると考えています。
という事で、”一輪車タイヤを使う製材機構想”はここで一旦終了とします。
『誰でも容易に使えて、安全性の高い製材機』を最終目標としていますので、この実現のためには抜本的な見直しが必要です。
これまでの試作を通して大分製材機のノウハウの学習ができましたので、もう少し時間を掛けてじっくり検討を重ねて改めて挑戦したいと思います。
2015.07.25
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